中国・清朝の宮廷料理を詳しく紹介した愛親覚羅浩著「食在宮廷」(しょくはきゅうていにあり)が三十四年振りに増補新版で刊行された(初版は一九六一年)。浩さんは戦前の侯爵・嵯峨家の令嬢で、満州皇帝溥儀の弟、愛親覚羅溥傑氏と結婚し、二十年近く中国の宮廷生活を体験した。その間に得た宮廷料理の知識は、中国食文化研究の上で貴重なものとされている。 同書にある数多くの宮廷料理の中から、鍋料理の部をかいつまんで紹介する。